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舞殿


本来の神社の有り様は「神様をおもてなしする」わけで
おもてなし(祀り)の時は、神籬(ひもろぎ)に神様をお招きして執り行う。
(社などの建物は仏教の影響と言われている。)
直会(なおらい)は神と人が下げ物を一緒にいただく(神人共食)事。

舞も捧げられる。
武蔵一宮の氷川神社は舞殿が大きく格式も高い。


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この大宮氷川神社では高麗楽の納曽利(なそり)や唐楽の蘭陵王(らんりょうおう)も舞われるらしい。
舞の衣装で緑や青を使ったものは高麗楽、赤が多いのは唐楽に由来する。
胡蝶楽(こちょうらく)は高麗楽の様式に則って日本で作られた。

以前も少し書いたが、孔子の思想では天地の調和が最も大切な事とされ、「楽が乱れるのは天地の乱れにつながる」と言う。
孔子廟で捧げられる楽は、おそらく日本の雅楽とは違うもの。

日本に伝わった楽は孔子の思想がそのままでは無く、日本的な世界観で再構成されたものが多い。 むしろ無関係だったりする。
その為か、お隣の国の楽と競演した時に「日本へは宴会用の楽しか伝えられなかったんですね」とコメントされたらしいが
当たっているような、外れているような。 そこで正当性を主張されてもね・・・


by rin_pr | 2019-08-20 09:18 | 神社仏閣 | Comments(0)
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