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はるか遠くまで


Saint-Émilion の葡萄畑(冬)

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この時はワインを買いに。
バイヤーでは無いので個人の趣味。
諏訪へ味噌買いに行くのと同じ、、、かも。

試飲して「このワインならこんな料理に合う」とイメージできるなら買う。
時には製造過程の品質を安定させるためのノウハウも少しだけ教えてもらったり。

よく牡蠣にはシャブリと言うけれど、Chablis でも味はそれぞれ。
ブルゴーニュの町、Dijonの市場の隣に小さな牡蠣専門店がある。
店の名前は分からないけれど牡蠣の絵が描かれているので迷わない。
そこで「この牡蠣に合うワインは?」と訊いたら「今日の牡蠣ならPetit Chablisがオススメ」
あんな内陸でこの組み合わせは絶品だった。

Parisのドイツ人が観光バスで乗り付けるムーランルージュ近くで時々行くFuits de mer(海の幸盛り合わせ?)屋では
(" W " と呼んでいるかなり昔からあるレストラン)爺さん 年配の男性が牡蠣をボルドー(赤)で食べていたりする。
牡蠣の種類によっては合うかもしれないがまだ手を出せてない。 確かに白ワインの系統ではワインが負けると感じる時もある。

フランスではワインに関する法律があり、葡萄の配合比率まで決まっているらしい。
最近は独自の方法で出荷しているワイナリーもあるが、要は品質が良ければ問題無いし同じ葡萄の品種でも土地が違えば味も違う。
葡萄の品種で語るのはアメリカの習慣?
とは言え、スイスとの国境サヴォア県には " GAMAY " と葡萄の品種をそのまま名付けたワインがあり、その力強さは地元の料理に合う。
Chamonixに滞在する時は、スーパーで食材と一緒に必ず買う。(何軒かあるスーパーでも扱っているのは1軒だけ。猪のサラミとか。)

最近は温暖化の影響で、良いワイン用葡萄ができる畑の標高が上がって来たらしい。
その内、高地サヴォアのワインがメジャーになる?

何しろワインを選ぶ基準が「料理をイメージできたもの」なので、他の人に通用するかは分からない。
まだ Spring Lamb に合うワインは探せていない。 案外、Beaujolais nouveau あたりが合うかもしれないけど季節が違うし。

日本のワインも驚くほど技術力が上がってきて美味しいのがあるから嬉しい。
ただ、食材がワインに追い付いていなかったりするのが残念。
日本人の味覚に寄り過ぎている感じがする。

by rin_pr | 2018-09-17 08:00 | | Comments(0)
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