鵜戸神宮 - 1 -


" 鵜戸 " とは洞窟など窪んだ場所の意味なので、ここより南へ行った所にある「鵜戸神社」同様、洞窟にある神宮(皇室の祖先神を祀る)と言う意味になる。

主祭神 日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)
祭神  大日孁貴(おおひるめのむち)(天照大御神)、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)、彦火瓊々杵尊(ひこほのににぎのみこと)、
    彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)(神武天皇)

創建年代は不明だが、青島神社祭神の次の世代を祭神とし海洋系の信仰の地だったらしい。(古文書類の大半は火事で焼失)
海幸彦・山幸彦に関連する神話は南方海洋系神話。


本来は山の上から下って神社に至る(下り宮)ものの、今回は楽な海辺の道(鵜戸港)から入った。

神門

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楼門(神仏習合の名残?)

ここに掲げられた戌年の看板を見て「わ~カワイイ~、ここって犬が祀られてるのね~~♡」 ・・・・・・・・

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稲荷神社入り口(吾平山陵 / あひらやまのみささぎ) 鸕鷀草葺不合尊の墓陵との伝説

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彦火火出見(山幸彦)の妻、豊玉姫が子を産むに当たり産屋を海際のこの地に建てたが完成する前に生まれてしまった。
それで「うがやふきあえず」。
鸕鷀(う)にしても現代人とはネーミングのセンスがずいぶん違うと思ったが
ある説によれば、鵜の羽は安産の呪術であり不完全な形の産屋にも意味があると言う。
現在のセンスを過去に当てはめて考える方が間違っている事の証左。

肝心な豊玉姫が祭神として祀られていないが、彦火火出見(山幸彦)が「見るな」と言われたのに覗いてしまい、
ワニ或いは龍の姿だったのを見られた豊玉姫がワダツミへ戻ってしまった。 このあたりが影響しているのか? (類型の神話あり)
鸕鷀草葺不合は母の妹の玉依姫に育てられ、後に妻とした。 そこで生まれたのが、神日本磐余彦尊(神武天皇)。
豊玉姫は青島神社に祀られている。

諏訪の話でも触れたように、木花咲耶姫は高地縄文系の系譜から(仮)天孫族の系譜に移されて富士山などに祀られているが
どちらにしても姉と妹のセットで、姉が退けられて妹が系譜の主役になるあたりにも神話の類型があるように思う。


以前、鵜戸神社の洞窟へ行った時の記事
「昇竜」と言うよりはタツノオトシゴに見えなくもない・・・


by rin_pr | 2018-02-12 11:25 | 神社仏閣 | Comments(0)
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