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匂い


昭和 "らしさ" って何だろう、と思う。
第2次世界大戦以前の事は実感としては知らない。
沖縄が返還されて交通ルールが日本式になり多少の混乱があった、のはニュースで見た。

遊びまわった町も今よりも空き地があり、ガキンチョの天国だったのは覚えている。
笑って、喧嘩して、泣いて、膝小僧の怪我なんてのは怪我の内に入らない、かも。
遠い昔のかすかな痛みと共にある記憶。
ただ、どこぞの夕日映画のように奇麗事並べて「懐かしいでしょ?」と押し付けてくる無神経さは嫌いだ。

しばらく前に、渋谷の東急ハンズで昭和グッズの企画販売があったが
このコップ、ウチにもあったよ・・・
あれ?まだ持ってる・・・
おばーちゃんチにあった!・・・

片隅に写りこんだものは、紛れもなく昭和の匂いがする。「私にとって」が付くけれど。

匂い_c0252695_10085244.jpg


by rin_pr | 2016-12-18 10:12 | モノ | Comments(2)
Commented by tatuotoko0406 at 2016-12-18 15:44
こんにちはー
三丁目の夕日はコミックの「夕焼けの詩」をほぼ全巻持っており、タマに見てます。
ここ数年は見てませんが・・・^^;

色んな意味で余裕があったのでしょうねえ。
そりゃ、生活は今と比べれば苦しかったかも分かりませんが、学校の先生も成績だけを見ないし、運動会は勉強の出来ない悪ガキが面目を保つ場であったし(笑)
家庭の事情で高校へ行けなく、働くのも恥ずかしいことではなかったですね。

今は歩く速度が早い。
すれ違う時も避けるのはお前だ、みたいにすれ違う。
火の用心の見回りをすれば、うるさい!とクレーム。
谷中のお寺の除夜の鐘をうるさい!と・・・    ets ^^;

よく分かりませんが、みんな家の1階に住まなくなったことも有るんじゃないでしょうか?
顔が見えないっていうか。

モノクロ写真を見たくなりましたよ^^

Commented by rin_pr at 2016-12-18 21:35
> オレさん

西岸良平さんの世界は私も好きです。
一番好きなのは滝田ゆうさんの世界なのですが、こちらは実写化しにくいだろうな、、、と。
「蛍の墓」はジブリより滝田ゆうさんの描いたものの方が時代の空気を感じます。

昭和というくくりが大雑把過ぎて、それで良いのか?とは思います。
生まれも育ちも社会的背景も違う人達をくくるのは難しいです。ほとんど、無理。
それを無理矢理平均化するのはマスメディアの手法なのかと。
実写化した時に色んなエピソードのどこを、どのように、どんな背景、世界観で構築するのか
それは原作者の意向もあるでしょうが、映画製作者がどこにこだわりを持つかで決まるのでしょうね。
浅い背景で作ったら、いかにも作り物の嘘っぽい世界でしかないです。いくらSFXを駆使したとしても基本はリアルな世界でしょうし。
それをどこまで再現できるか、が制作側の力量というものでしょうか。

いまさら昭和の時代に放り込まれたら、さっさと逃げ出すかも。
ただ、「(なっちまったものは)仕方がないダロ!」が通用していたと思うのです。
開き直りなのか許容なのかはありますが「しょうがねーなー・・・」ってのはありましたね。
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