諏訪大社の紙垂(しで)は吉田流といわれるもの。 であれば、この形になったのはだいぶ時代が下って来る。(吉田神道は室町時代に成立) 紙垂については色々な解釈があるが、〆縄に下げて清浄な場所の結界を表すものであれば祭の時などよく目にするだろう。 この形については稲妻を表し五穀豊穣を祈るものとされている。 〆縄は雲、垂らしている稲藁は雨、紙垂は稲妻、らしい。 高千穂神社の場合は紙垂の色は白ではなく緑と赤になる。 緑は水の神と天上界を表しており格式が高く、赤は火の神と大地を表しているという。 形は諏訪大社同様吉田流。(伊勢流かと思っていた・・・) 諏訪地域は縄文遺跡も多く、稲作を持ってきた人たち(弥生系?)のように稲を耕作するまで時間がかかっている。 諏訪湖の湖畔には稲作の人たちが住み、霧ヶ峰の高原に縄文遺跡があるように高地に住む人たちと混じり合うまで住み分けがあったようだ。 稲作をする縄文人もありだと思う。 諏訪湖自体、湖面の変動が大きく湖の大きさが時代によって変わっている。 そのような中で稲作に適している土地はそれほど大きくは無かっただろう。 洪水の起きる場所は使えない。 諏訪湖からの唯一の出口(天竜川起点)は岡谷市の釜口水門になるが、水門も無かった大昔には水量のコントロールはできなかった。 よって、湖畔にある時代毎の遺跡分布を検証していけば当時の諏訪湖の大きさも推測可能と思う。
by rin_pr
| 2016-08-30 10:12
| 神社仏閣
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