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神籤


本来の神籤(みくじ)は和歌が書かれているものか寺であれば漢詩が書かれており、内容を巫女が判断して告げていた。
神社のものは神籤、寺のものは仏籤だが、まとめて神籤(みくじ、御籤)としている。
仏籤の原型は中国に求められ、日本では比叡山元三大師堂が発祥と言われており天台宗の寺院で使われていた。
後に元三大師百籤は天台宗以外でも使われるようになった。
現在の神籤は、その約7割を女子道社(山口県周南市)が奉製している。

神籤は結果はどうあれ神仏からの警告や指標とするので持ち帰るべきもの。
御神木に結んだりすれば、木を枯らすから止めてほしいとは中の人の話。
結局、寺社の人が一々解いて始末している。
江戸時代からの風習であり一概に拒絶もできないので、結ぶなら木ではなく専用のみくじ掛に。
(神仏との縁を結ぶ:結縁 -けちえん- の意味があるらしい。)

ちなみに神籤は気が済むまで(気に入った結果が出るまで)引いても構わないらしい。
本能寺の変の前に明智光秀が何度も神籤を引く鬼気迫る場面はよく語られるが、別にどうでも良い話だったわけだ。

神籤_c0252695_09581937.jpg


by rin_pr | 2016-04-06 10:09 | 寺社仏閣 | Comments(0)
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