Sé Velha de Coimbra (コインブラ旧大聖堂) 1162年頃着工、1184年一般公開。しかし建築はその後も続き、改造も含めると16世紀までかかっている。 外観は高い胸壁や銃眼があるので、小さめの要塞を思わせる。 1492年にグラナダ陥落によって終焉を迎えたReconquista(再征服運動 / スペイン語:レコンキスタ、ポルトガル語:ルコンキシュタ)の後半で 最も激しい戦いが行われていた時期に重なるため、要塞化も当たり前なのだろう。 しかし、この町では13世紀頃に「話し合いによって」丘の上はクリスチャン、川に近い場所はムスリムと住み分けている。 双方の実利を取った、という事か。 キリスト教の、と言うよりはギリシャの哲学者たちのパンテオンを思わせる。 これを見ながら、阿弥陀浄土曼荼羅図などを考えた。根底にある聖なる世界或いは浄土への思想は似てしまうのかも知れない。 または、人間の想像力の限界か、、、 いずれにしても、具体的なビジュアルを伴った地獄の思想は希薄。 聖なるものに捧げられたのか、一般民衆への布教を意図したものかで装飾も違ってくるだろうとは思う。 アラブ様式の装飾 銃眼 外観と回廊 ポルトガル旅行記はとりあえずこれで終わります。 長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
by rin_pr
| 2016-01-26 11:49
| ポルトガル
|
Comments(0)
|
最新の記事
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... タグ
カテゴリ
全体 植物 動物 昆虫 モノ 空 雨 雪譜 光 風 海 水 山 街 神社仏閣 東京 横濱 鎌倉(神奈川) 函館(北海道) 仁山(北海道) 小樽(北海道) ニセコ(北海道) 熱海(静岡) 蓼科(長野) 田沢湖(秋田) オランダ イタリア フランス スペイン ポルトガル 鉄道 食 信仰 建築 風景 生物 季節 せ 船舶 未分類 ブログパーツ
お気に入りブログ
|
ファン申請 |
||